映画鑑賞~最高の花婿
先週末、本当に久しぶりに映画を観ました。
街中に出掛け、お昼ごはんを食べた後、特に何もすることがなかったので、今上映している映画をスマホで調べ、無計画で行ったわけですが。
タイトルは「最高の花婿」。フランス映画です。
田舎に住む、純フランス人夫婦(カトリック)の間に生まれた美人4姉妹の婿取りのお話です。ストーリーは至ってシンプルなのですが、色々考えさせtられる映画でした。
長女は中東人のイスラム教徒と、次女は中国人、三女はユダヤ人と結婚してしまいます。夫婦の希望は残された四女だけ・・・彼女が連れてきたのは、なんとコートジボアールのアフリカ系。。。
(彼だけカトリック教徒というのが唯一の救いなのでしょうが。。。)
それでも夫婦は、時にはシニカルな皮肉を吐きながら、精神的に不安定になりそうでも、娘婿を受け入れる努力をするわけです。フランス人というのはそういうところ、非常にリベラルですね?
コメディですから、大笑いできるのですが、フランス人たちが、他人種、他宗教をどう見ているのかが(差別的とか言うことではなく。)、解りやすく描かれています。中国人が出資し、イスラム教徒が、ユダヤ人法律家に相談してオーガニックのハラール食品のビジネスの立ち上げを目指す、なんて出来すぎていて爆笑しました。
最後は皆が調和して、素晴らしい家族になっていくのですが、それはつまり「人種、宗教対立を超えた世界平和」を意味するんでしょうね?
私的に最近見た映画の中でも、飛び切り楽しめた作品だったと思います。(DVDがリリースされたら買って、再度じっくり観ます。。。)
最近のハリウッド映画はダメダメな気がしますが、フランス映画・・・侮れません。
最後に一つ、映画から得た知識。。。キリストはイスラム、ユダヤ教から見ると単なる「預言者の一人」なんだそうです。知ってました?