健康よもやまばなし

読書感想文 「日本が戦ってくれて感謝しています 2」 ~井上 和彦 著

正直なところ、最近は読書をする気力があまり出ません。

実はこれ去年の11月にはどうにかこうにか読み終えて、いまは村上春樹氏の「雑文集」に取り掛かっておりますが、一向に進んでいません。。。

井上和彦氏著んの「日本が戦ってくれて感謝しています 2」。

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タイトル通り、続編ということになります。前作は2013年12月6日にここで感想を上げさせていただいています。

前作とは違う場所や人々に取材されたようですが、内容的には「戦後70年、自虐史観からの脱皮!」がテーマとなっています。要するに、日本が先の大戦で戦ったことにより、アジア諸国の自主、独立が達成され、旧宗主国と対等な立場になれたということで、感謝してくれている人々も多く存在するということです。

昨今、日本は中韓から仕掛けられている所謂「歴史戦」によって、あたかも「極悪人」に仕立て上げられそうです。そりゃあ、戦争ですから綺麗ごとばかりではないのは当然ですが、一方で、旧日本軍の統制のとれた紳士的な振る舞いや、地元の人々との触れ合い、さらには敗戦で武装解除された後に赴任地の独立戦争に参加して、当地の人々から尊敬と賞賛をあびた兵士の方々もおられるようですね。

私は決して、戦争を美化するつもりはありません。前述の通り、戦争なんですから、酷い出来事も多数あったと思います。しかし、当時の欧米列強と比して、日本が悪魔のようだったか?ということには、客観的に疑問が残るわけです。

中韓の政治的プロバガンダに対して、「恥を知る」ことを美徳とする日本人は、ついつい大人の対応をしてしまい、気がつけば声の大きい連中の主張が正史となってしまっています。これは、我々にとって非常にまずいことで、下手をすれば、言われなきコジツケにより国際社会で孤立してしまう可能性すらあります。

そういう意味でも、著者のように、「主張すべきは主張する」ということを心がけなくてはなりませんね。

2016年1月15日