勇退
私事ですが・・・
私ども夫婦の生活を新婚の頃から見守ってきた、リビングの掛け時計がとうとう寿命尽きました。思えば、家内が結婚のお祝いに友人から頂戴して以来、30年近くも時を知らせてくれていたわけです。
確かに最近、電池を入れ替えてもすぐに狂ってしまい、そろそろお別れかなぁと思っていました。普段は気に掛けてもいなかったのに、いざ壊れてしまうと、なんとなく寂しいもんですね。
実は、家内は結局ゴミになるので、捨てると主張したのですが、動かなくとも新婚当初からの思い出の調度なので、物置に仕舞うように頼みました。家内が言うとおり、もしかするともう二度と見ることはないかもしれません。けれども、年老いたとき、なんかの弾みで出てきたら、感慨深い気持ちになるような気がするのです。
しかしまぁ、単純な電池式の時計がよく30年近くももったものです。長い間、ご苦労さん。そしてありがとう。
因みに、後釜に我家にやってきたのも、よく似たようなBRAUN製のものです。(初代はPhilips)
もし、このニューカマーが初代のように長寿なら、私の臨終を看取ってくれるのでしょう。そう思うと人生なんてあっという間ですね?