中国ビジネス
前にもお話したことがあるかもしれませんが
どなたが語ったかは定かではありませんが・・・中国でビジネスをする上での心得があります。
それは、「中国ビジネス 6A」というものです。
①焦らず
確かに中国人と言えば商売上手と思いがちです。しかしそのスピード感は決して早いとは思えません。足元を見られないためにもじっくりと構えるのが肝要と感じます。
②慌てず
まぁ、中国人のことですから、ある日突然、突拍子もないことを言い出します。そこで右往左往せず、理詰めで接しなくてはなりません。
③諦めず
当然彼らは言うことがころころ変わります。そうなると今まで積み上げてきたものが無駄になり終わりかなと思いがちですが、数日後はまた元通りということも多々ありますので、高所から眺めておきます。
④侮らず
少なくとも、我々と彼らでは商業モラルが大きく異なります。ですから油断すると痛い目にあうことになります。また、大市場なので逆に想定以上の商売が成立して誤算になる場合もあるかもです。
⑤当てにせず
中国と付き合うには、やはりこちらも余裕がないといけませんね。業績云々で背水の陣で中国市場に進出などということは、良くないような気がします。あくまでプラスアルファを求めてぐらいが理想ですね。ビジネス成立までに、長い時間を要する場合もありますし。
⑥誤らず
これは中国ビジネスに限ったことではないでしょうが、戦略を誤ると日本以上につらい状況になってしまうかもしれません。なんせ相手は、よく言えば「おおらか」悪く言えば「いい加減」ですから。
どれも言いえて妙ですね。つまり一言で言えば、高所大所から進捗を眺められる余裕と粘り強さが必要ということでしょうか。
最後に・・・
私が始めて訪中して今までのこの4年あまりで悟ったこと。。。
■我々日本人は、ついつい安心感から同胞のルートを模索しがちですが・・・
正直、日系の商流はあまり広がりを期待できません。折角、13億人?市場に進出したのに「え?こんなもん?」になるような気がします。裏を返せば、大陸において、いかに中国人同士のネットワークが密接で強固かということです。
=弊社も当初は日系を頼ってスタートしました。全く進展せず、撤退を考えていたとき、ご縁で信頼できそうな中国人たちと出会いました。ビジネスとしてはまだまだですが、それ以降、中国での景色が変わったような気がします。
■中国人と商談する際は、常に対等の目線で。努努「お客様は神様です。」的な態度をとってはいけません。(たとえ相手が上客でも。なんなら、やや上から目線で。)これはもちろん、横柄な態度というんではなく、丁寧な物腰で、私があなたに(先進国とはどんなものか)いろいろ教えてあげますから聞きなさいという感じでしょうか?
=もちろん私は常にそういう態度を実践しています。最初は抵抗感があっても、すぐに商談がスムースになりますよ。