健康よもやまばなし

ビジネス靴

最近、運動靴(昭和な表現ですね。所謂スニーカーですが。)ばかりこのブログでご紹介しているような気がしまして・・・

それで、なんか遊んでばかりいて仕事してないんじゃないか?と思われるのも困りますので。ということで、本日は少々堅い靴のお話を一席。

最近調達したイギリス靴、グレンソン(GRENSON)です。

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ご覧の通り、内羽根のストレートチップです。茶色なのであまり堅いとはいえませんが、私は最近紺のスーツばかり着ますので茶靴が増えてきています。

個人的に、勝手に「そろそろスコッチグレイン(メーカー名じゃありません。型押し革のことです。)の靴が流行るんじゃ?」と思っているので(写真では判りにくいですがエンボスが入っています。)丁度良い選択でした。

グレンソンと言えばイギリスの靴のメッカ、ノーザンプトンの老舗でかつてはイギリス本格靴の雄でしたが、今どきはジョン・ロブやエドワード・グリーンに押されて存在感が薄くなってしまいましたね。チャーチなんかと同様、頑固にクラシック路線を貫きすぎて時代に遅れをとってしまったのかもしれません。
しかし考えてみれば、いかに本格靴といえどもロブやグリーンみたいに20万円もする靴が果たして現実的か?ということになりはしませんか?懐具合もありますが、私にはこのグレンソンやチャーチ、クロケット&ジョーンズあたりが現実的な上限です。

実はこの靴、厳密には本格靴とは言えません。なぜならソールがラバーだからです。

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男子たるもの、本来はオール革ソールの靴を履かなくてはなりませんが、日本は雨も多いですし、貧乏臭いですがデニムのときも履きたいので・・・

実はこの靴、私にとっては2足目のグレンソンです。30年近く前、自分の結婚式のときにタキシードを着たわけですが、それに合わせるのに黒のストレート・チップを買ったのです。(当時はまだ若くて、オペラパンプスを合わせる勇気がありませんでした。)
そのストレート・チップは当時も5万円以上して涙目でしたが、その代わり今でもバリバリの現役です。なんせソールには鉄の鋲が何本も打ち込まれていますから。

良い靴は買うときはきついですが、費用対効果では十分ペイしますね。
が、長持ちする為、既に下駄箱は満杯、物置にも靴箱がうなっており、家内に対して「良い靴と巡り会うのは出会いがしら!」という私の理屈も通用しなくなってきました。。。

2014年8月26日