健康よもやまばなし

甘党~京都の夏菓子

今日は京都の夏に、涼を楽しむお菓子を2つご紹介したいと思います。
共にメジャーなので、ご存知の方にはさして珍しいものではないかもしれませんが・・・

一つ目は、我が家の大好物、若竹に入った水羊羹です。

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これは、祇園「鍵善良房」さんの「甘露竹」が有名かもしれませんが、なかなか祇園まで買いにいけませんので、写真は「仙太郎」さんのものです。(すみません、商品名はなんだか知りません。)ご承知の通り、竹のお尻(節)のところに鋲みたいなもので穴を開けると、スルッと滑らかに水羊羹が出てきます。
うちの家族には(もちろん普通の羊羹も好きなのですが)どちらかというと名古屋の「美濃忠」さんの丁稚羊羹や、このような水羊羹系が好評です。
非常に涼しげで、堪らなく美味しいのですが、あっという間に食べれてしまうので、下品ですが一人で3本ほど食べたいといつも思っています。

二つ目、これは頂き物なのですが、上七軒「老松」さんの「夏柑糖」です。

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これも非常に有名なので、いまさら説明の必要はないかもしれませんね。所謂、夏蜜柑の果汁を寒天で固め、くりぬいた夏蜜柑を容器代わりにしたお菓子です。なんでも、日本固有の夏蜜柑にこだわっている製品らしく、お味の方も柑橘系特有のほろ苦さを持った大人のお菓子ですね。

両者とも、恐ろしいほど暑い京都の夏を乗り切るため、先人たちが見た目も涼しく、のど越しもよいものを食して涼を感じていたというのがよくわかるお菓子です。手前味噌な話かもしれませんが、皆さんも機会があれば是非、和菓子で京都の夏の風情を感じてみてください。

2014年7月16日