わが青春のTypeⅡ
先日、友人から携帯のメッセージが届きました。そこには1枚の画像が添付されていました。
友人が市内でこの車を見かけて、写真を撮って送ってくれたようです。
(画像からして、慌てて撮ってくれたんでしょうね。)
解りにくいかも知れませんが、これはフォルクスワーゲンTypeⅡ(通称:ワーゲン・バス)の後姿です。
実はこの車、私が免許を取って最初に乗った車です。写真を送ってくれた友人とも乗ってよく一緒に遊びに行きました。
私の親父(既に他界していますが。)が大のドイツ車好きでして、この車は私が小学校5年生の時、納車されました。記憶が定かではありませんが、おそらく1972年式。と言うことは既に40年以上現役で頑張っているんですね。感激です。
今はトップが白にペイントされているようですが、うちにある当時はバンパー以外全体が赤で、純正のルーフキャリアが載っていました。この型は京都に2台(もう一台は青だったそうです。)しか入ってこず、それが親父の自慢でした。
私も免許取得から10年ほど乗っていましたが、エアコンがなく夏は汗だらだら(今ではもう絶滅した三角窓がついていたので風通しはよかったですけど・・・)、冬はコートを着たまま運転するような代物でしたし、床から伸びたシフトレバー(もちろんミッションです。乗りこなすにはそれなりのコツが要りました。)、クラッチワイヤーが切れるなど取り回しが大変だったので子供を乗せて移動が必要になった20年ほど前にワーゲンマニアの方に手放しました。残念でしたが、当時もう部品も少なくなってきていて、メンテナンスできる整備士さん(近所のワーゲン専門の中村モーターのおっちゃんが手塩に掛けて整備してくれてたんですが。)もいなくなってきていたので仕方ありませんでした。
それでも今も現役というのは、現在のオーナーさんがこの車を愛していてくれていて、相当世話してもらっていると言うことですね。そういう意味では幸せな車だと思います。
もう一つ、この車のミソはそのナンバープレート。「京5」××××と当時からのナンバーがそのままついています。これはかなり値打ちだと思いませんか?
まぁ、既に現在のオーナーさんの大事にされてもらっているようなので、私が盛り上がってはいけないのですが、一日でも長く現役で走ってくれるのを祈るばかりです。
「ああ、青春。。。」