読書感想文「悪韓論」「呆韓論」②
何を隠そう、私もご他聞にもれず、韓国の前大統領が天皇陛下に謝罪を要求した時に「何様のつもりなんじゃ!」と切れた一人です。おそらくあの一言で韓国は日本人の大半を敵に回してしまいましたね。あくまで私観ですが、日本人はその生真面目さから、理路整然としていることには納得しやすいですが、理屈の通らないことは大嫌い、ましてやその理不尽なことを上から目線で言われるなんてもってのほかではないでしょうか?(もちろん私もそういう傾向です。)
少々脱線してしまいましたので、読書感想文に戻りたいと思います。
両著で著者の一貫した主張は「韓国はファンタジー国家」であるということでしょうか?決してファンタジー溢れる国家という意味ではありません。要するに「自分たちの都合のいいように物事を決めてしまう妄想国家」ということでしょうか。それは彼らの歴史観をみれば一目瞭然であると。そう言われると確かに彼らの主張には全く一貫性がありません。そのときの気分で何でも口走ってしまうのでしょうか。
そもそも、彼らの歴史文献は漢字で記されているはずですが、現代韓国人のほとんどは漢字を解さないそうです。そうなると歴史研究家たちが少々盛って著作しても、誰からも反論されない訳です。そりゃぁ誰だって悲劇史観よりも聞き心地のよいことを書いてしまいます。それがパイルアップしていって、いつしか真実になってしまう。。。つまり正史ではなく歴史ファンタジーの完成と相成ります。
私は仕事で、中韓によく出張するのは以前から申し上げておりますが、前述の通り両国が日本に追いついたなどとは一度も感じたことがありません。むしろ彼らが日本に追いつくのは少なくとももう数十年は掛かるなといつも感じています。それも、何もかも順調にいった場合です。例えば、北京・上海・ソウルなど大都市は見かけ、日本に近いですがそれは物質的な面だけです。ましてや、両国の地方都市に行こうもんなら、私の子供の頃(40年以上前!)まんまの風情です。
ですから日本へ帰国するたびに、「まだまだ日本は大丈夫。」と安心します。そう、隣国の前時代的な人々と無理に仲良くする必要はありません。もちろん中には良い人もいますのでそういう人とは個人的に友達になればいいだけです。国同士の関係も、「戦略的互恵関係」とはよく言ったもので、お互いメリットのあることだけで付き合えばいいと思います。但し、こちら側の立場や考え方はきっちり主張しなくてはなりません。後進国の人々に、先進国としていろいろものを教えてやらなければなりませんし。