読書感想文「悪韓論」「呆韓論」①
冒頭から申しあげておきますが、私には在日韓国人、朝鮮人の友人もおりますし、韓国本国にも多くはありませんが友人がいます。また、ビジネスでも一部韓国に製品を輸出しており、たまに出張にも出かけますので、親韓でも嫌韓でもないニュートラルな、そこそこの韓国ウォッチャーだと思います。
しかし、最近耳にする韓国発信の情報は、かなり行き過ぎている気がして、根本的なところはどこにあるのか?を知る為に、最近どこの本屋にも平積みされているこの2冊を読んでみることにしました。
上梓されたのは「悪」、「呆」の順番みたいですが、私は何も考えず逆に読んでしまいました。著者の室谷克実氏は報道特派員として韓国滞在が長かった人だそうですね。まぁいまさら改めて経歴をご紹介することも不要でしょう。
簡単に両著を説明しますと、「悪」は韓国内の報道に基づいた考察であり、「呆」は著者の見聞を元にしてかなり主観的な文章になっているようです。ですので「呆」は「悪」より一段と過激になっています。
実のところ、私はもう何回も訪韓していますが、「反日」を肌で感じたことが無いのです。確かに空港などで目つきの悪い連中にジロジロ見回されたりすることはありますが、こんなこと、中国はもとより、フランスでもイタリアでも当たり前にあることです。(身の危険も含めて。)また、食事の衛生事情などの生活習慣的なことは、日韓で違うのは当たり前、もっと言えば、私はかなり前から「韓国が日本に追いついた」というのは錯覚であり、まだまだ韓国は日本よりも遅れていると感じていますし、出会う韓国人たちにもはっきりとそれを伝えています。一個人としての韓国人たちは皆、そのことは判っているようです。
この2冊を読んで、私の知らなかった韓国の一面の情報が提供され、非常に興味深く、私なりに解釈することが出来ました。<続>