読書感想文 石平・黄文雄・呉善華 三氏 対談もの
少々前になりますが、中国人の石平氏、台湾人の黄文雄氏、韓国人の呉善花氏(皆さん日本に帰化されているかもしれませんが・・・)の対談を本にした、「日本人の恩を忘れた中国人・韓国人の「心の闇」」、「日本人は中国人・韓国人と根本的に違う」を読み終えました。
ご承知の通り、三氏とも日本生活が長く、辛口の日本評もあるものの日本の良き理解者であるといえるでしょう。この2冊を読んでみると、現在の日中韓の状況の背景が少なからず見えてきます。一言で言うと、中韓は長い歴史の中で統治者が度々変わってその度に文化が更新されていくので、我々日本人とは全く違う価値観を持っているとでも言えるのでしょうか。
昨日も、国連安保理の会合で、中国、韓国、北朝鮮の代表が一斉に日本を批判したそうですね。日本人からすると、中国は北朝鮮とは違うと考えがちですが、実質、体制的にいうとほぼ同じ、ただ中国は日本人が往来できるという程度です。また、韓国は少なくとも今の状況をみていると、我々と同じ「民主的法治国家」とは言いがたいですね。まぁ要するに、彼らはここ数年で日本と肩を並べたと何の根拠も無い勘違いしているのでしょうが、正直まだまだ後進国(いつまでも今のようなモラルだと、とても「発展途上国」とも呼べないでしょう。)だということです。
私自身、昨年は久しぶりに香港へ行き、また先週には初めて台湾を訪問して、中韓との差を体感しました。それは「親日・反日」の差も多少はあるのでしょうが、それだけではないと思います。香港、台湾はもしかすると日本以上に国際化しており、開かれた社会です。だから、日本が好きであれば「好き」、嫌いであれば「嫌い」とはっきり表現することができます。一方、中韓は日本が嫌いなら嫌いで良いのですが、好きであっても「嫌い」と言わなければなりません。それは、日本に対してのみではありません。中国では党の方向性に従わざる得ないし(本当の意味での中国人民は共産党員8000万人だけで残りの12億数千万人は家畜みたいな扱いでしょう?有事に人民解放軍が守るのは共産党員だけで一般人民は人柱にされるのがわかっているのに、なぜあんなに熱くなれるのか謎です。)、韓国では世論に従わないと社会的に抹殺されてしまうのです。そんな国のどこが「先進国」なのでしょうか?
仕事で中韓に度々出かけますが、行くたびに日本のことが大好きな人々に多数出会います。しかし彼らは公共の場では押し黙っていないといけません。
いつしか、彼らも自分の意見を堂々と主張できる日が来ることを祈るばかりですが、上記三氏のご意見を読んでみると前途は多難のようです。