健康よもやまばなし

読書感想文「日本人はいつ日本を好きになったのか」

皆様からは「偏ってるなぁ?」とのご批判が聞こえてきそうですが・・・

先日、またまた竹田恒泰氏の「日本人はいつ日本を好きになったのか」を読み終えました。言い訳がましいですが、氏のこの作品群は連作なのかなと勝手に判断して、それなら全作読んでみるかと。。。

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相変わらず、竹田氏の日本大好きワールドですが、前作(私の読んだ順番で、リリースされたのはどちらが先か知りません。)とは異なり、彼の「憲法学者」としての実像が垣間見れます。昨今議論されている憲法改正について熱く語られています。また戦後教育の「自虐史観」への警告やその教育によりに日本人が「愚民化」していること、もちろん古来からの皇室と日本人の関係性などなど今回も盛りだくさんです。

私はイデオロギー的にはニュートラルでありたい(違う言い方をすればノンポリですが・・・)と考えていますが、氏の著作を読むと日本人の国民性に戦慄した戦勝国側の作為により日本人が骨抜きにされてしまったかもしれないと思えてきます。その結果、現代日本にみられるようななんでもありの社会になってしまったのでは?と。

私の好きな言葉に、「日本文化は恥の文化」というのがあります。けれど今の日本にその文化があるとは到底思えません。いじめ、ネット依存、携帯電話中毒、地べた族・・・数えたらきりがありません。

竹田氏は、先の東北被災や某二国の露骨な干渉が、日本人が失ったアイデンティティを取り戻すチャンスかもしれないと主張します。(もちろん被災された方々のご苦労は想像を絶するでしょうが、その冷静な対応の映像を見た氏の友人は「みんながキリストに見えた」と述べたそうです。)

家族を愛し、故郷を愛するように国を愛すること、つまり「愛国」は決して右傾化でなく、当たり前のことでしょう。愛国=ナショナリズム、レイシズムではありません。世界中で日本人ほど愛国心が希薄な国民は他にないそうです。今の世の中、左派がインテリぽくてかっこよく、右派は古臭くてダサいという風潮かも知れませんが、私は全くそうは思いません。

日本人は海外へどんどん出て行くご時勢、多くは風光明媚な観光地を訪れ、すばらしい!と思い、それに引き換え日本は・・・という思考になるかもしれませんが、日本ほどバランスよい国はありません。嘘だと思うなら、特に某二国のちょっとした田舎町へ行ってみてください。30分で日本へ帰りたくなりますから。。。

2013年11月22日