読書感想文「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」
実は、だいぶ前に読み終わったのですが・・・
竹田恒泰氏著の「日本はなぜ世界で一番人気があるのか」を読んでみました。
相変わらず、竹田氏の皇室ワールド全開ですが、内容的にはなるほどと思えることばかりで、概ね氏の唱えるところに異論はありません。
竹田氏といえば最近、嫌韓団体を擁護する発言をされて非難を浴びていますね。テレビ番組などで拝見していると、ちょっとエキサイトして過激目な発言をされるときもありますが、私は特に嫌な印象はありません。氏は明治天皇の玄孫だそうですので、日本を愛していて当然です。右派ではあるけれども、右翼ではないといったところでしょうか?
日本にいると、日本の良さは当たり前になり見えなくなってしまいますが、私のようにたまに仕事などで海外(東アジアばかりですが・・・)、特に先進国とは言えない国に出かけると、日本の良さを身に沁みて感じます。といいますか、着いた途端に早く日本へ帰りたくなります。
更にこれは気のせいかもしれないのですが、日本人ということで、相手にあまり警戒されないような気もします。氏の言われるように「人気がある」というのはさておきおそらく他国の人々よりも何かにつけて多少優遇されているんではないでしょうか。これは本作記述の通り、昔から日本人が脈々と積み重ねてきたことに対する信頼であり、そういう意味で我々現代日本人はご先祖に感謝しなくてはなりませんね。
昨今、日本のガラパゴス化だの右傾化だの周辺が騒がしいです。ガラパゴス化も逆を返せば、日本の世界のグローバル化に対する独創性を示すものと考えればどうってことありません。また、皮肉なことに某二国が右傾化と騒ぐことによって逆に、日本人が今まで失っていた日本人のアイデンティティに目覚めるエンジンとなっていることに、彼らは未だ気づいていませんね。それは右傾化でもレイシズムでもナショナリズムでもなく、由緒正しき姿への回帰でしょう。いくらグローバル社会といえども、我々はレベルの低い連中と同化する必要は無いわけです。
「いやはや、日本は本当に良い国です。間違えありません。」(実感)