映画鑑賞「大統領の料理人」
先週末、「大統領の料理人」という映画を観ました。
この映画は結構、宣伝もしているので皆さんも良くご存知かもしれませんね。
文字通り、伝統的な家庭料理を得意とするおばちゃんが、いつの間にか大統領専属の料理人になる、というフランス映画です。なんでも、ミッテラン大統領時代の実話だそうですね?
主演のおばちゃんは、カトリーヌ・フロ、フランスの味にうるさそうな感じがよく出ていて、その容貌も適役だったと思います。
そして、もう1つの主役、料理も、いかにもフランスの田舎町のレストランで出てきそうなものばかり、本当に美味しそうでした。私はフランスの「きのこ料理」、特にポルチーニが大好き(トリュフはなかなか口にできませんしね。。。)ですので、涎が出そうでした。
更に、甘いものにも目がないので、登場する数々のデザートも美味しそうで、羨ましかったですね。
一昔前まで、定期的にフランス出張がありまして、一応いろいろなレストランで食事をした経験があります。当時、二つ星だったパリの有名レストランにも行きました。確かにそういう店は店構え、味、料理の華やかさ、客層とどれも申し分ないのですが、個人的にはあまりにもとんがった(進歩的な?)料理は好みではありません。
その中で私の記憶に鮮烈に残っているのは、取引先がランチに連れて行ってくれた北フランスの田舎町(農村的な)にあったレストランです。丁度秋だったので、それこそポルチーニのみならずきのこ料理尽くし。なんでもない古民家のような店でご夫婦で経営されているような店でしたが、
おそらく今まで食べたフレンチの中で最高の味でした。また、今まで見たこともないヌガーのデザートなども出てきて感動したことを覚えています。
以来、取引先が日本に現地法人を設立したので、欧州出張はなくなってしまいましたが、もし今後チャンスがあれば是非もう一度行ってみたいお店です。(土地勘がないのでどの辺りかもわからず、店の名前も失念してしまいましたが・・・)果たして今でもその店は存在するんでしょうか。
この映画を観て、そういう懐かしい思い出が蘇りました。
Bon appétit !!