「貴婦人と一角獣展」
先々週になりますが、大阪の国立国際美術館へ「貴婦人と一角獣展」を家内と共に鑑賞しに行きました。
国立国際美術館は大阪 中ノ島にあり、私は今回が初めてです。阪急で梅田へ出てバスに乗るつもりだったのですが、あいにく土曜日だったので、どちらかというとビジネス街にある当地への便はたった1時間に一本。仕方なく最寄まで、阪神でいくことにしました。阪神電車の乗るのはもう何年ぶりでしょうか。。。
私は特に中世の織物とかに興味があるわけではありませんが、今回の展示は非常に貴重なタペストリーで、そのモチーフというか絵柄も素晴らしいということで足を運んだわけです。
確かに、展示されていた6枚の連作からなる人間の五感を表現した大きなタペストリーは素晴らしいものでした。なんでもフランス国立クリュニュー中世美術館所蔵の秘宝で、国外に出るのは今回が2度目、今度はいつ拝めるかわからないようなありがた~いお宝だそうです。
そしてなんと!制作は1500年ごろ!年を経て、さすがに色は少々枯れているのでしょうが、それにしてもその色合い、デザイン、細かいモチーフなどなど、驚嘆してしまいました。
また、500年以上も前に、これだけの染色技術、織物技術があるなんて・・・
以前にある人から聞いたのですが、染色において、進歩している日本でさえ未だにヨーロッパと同じ色が出せないのだそうです。それは水質などの環境も影響しているのでしょうが、同時にこのような伝統の重さが違うのでしょうね?
とにもかくにも、「天晴れ!」の一言でした。。。