健康よもやまばなし

風刺画

フランスの「カナール・アンシェネ」とかいう週刊新聞が、日本の原発事故を揶揄した風刺画を掲載して物議を醸しています。

なんでも、「カナール・アンシェネ」というのは、フランスでもかなりの発行部数を誇る、主要読者層がリベラル、インテリの人々だそうです。

フランスは文字通り自由の国なので、こういうことも有りなのかもしれませんが、被災地の方々が今なお大変なご苦労をされている中で、デリカシーがなさすぎ、呆れてしまいますね。フランスのリベラル、インテリはそんな程度なのかと、がっかりさせられます。

そもそも、フランスは世界で有数の原発推進国であり、また、かつては自国からはるかかなた離れた地域で核実験を繰り返した国というのが紛れもない事実でしょう?その風刺画が自国民に対しての警告というのであれば、百歩譲ってよしとしても、そうでないならば、自分たちのことが全く見えていないお馬鹿だといえます。原発全廃に突き進むドイツなどに言われるならまだしもね?(もちろん東電や日本政府は、それ以上に無能なお馬鹿であることは疑う余地もありません!)

一方で、フランスは欧州きっての「親日国」です。この風刺画の意味するところが、フランス人の総意ではないといことも理解せねばなりません。韓国や中国のように政策的に放射能汚染の風評を煽っているのとは訳が違うのです。(ご承知の通り、韓国でも原発の小さなトラブルはしょっちゅうで、日本同様それを隠蔽しようとするし、中国に至っては、仮に原発で大事故が起こっても、国民に知らされることすらないのです。)

世界の原発保有国は、福島で起こった悲劇を「どこででも起こりえる事」と真摯に受け止め、他人事みたいに批判ばかりせず、自国の安全稼動のための教訓にしてほしいものですね。

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2013年9月13日