夏の京都の甘いもの
写真をパッとご覧になっただけでは、これなんだ?という感じでしょうか?
これは、京都は三条高瀬川沿いにある「本家 月餅屋直正」さんの「わらびもち」です。
うちは、京都の街中からだいぶ外れているので、正直よく知らなかったのですが、街中の人には有名なお店です。わらびもち以外にも京都感満点の生菓子が多数ありますので、京都にお越しの節は一度覗かれてみては如何でしょうか?
語弊があるかもしれませんが、京都のナショナルブランドと、京都人御用達の店は決してイコールではありません。要するに京都人はあまりメジャーになりすぎたものは好まないのです。そういう意味でも、ここのお店は京都人御用達ですので「京都のことを良く知ってるね!」的なアピールができるのでは?
話は変わりますが、このわらびもちにかかっているきな粉、色が濃いと思いませんか?他所は知りませんが、そこは京都、和菓子の本場的な場所ですので、きな粉にも相当なこだわりがあります。一般的に京都の和菓子屋さんがご使用になるきな粉は、他所のものと比べて深煎りで色が濃いと思います。商品によりそれに適したきな粉を使うということですね。
弊社のお取引先さんであるきな粉屋さん(専業です。)は、きな粉に、色目の薄い方から<白><黄><赤><紫>というグレードをもたれたりしています。そういうこだわりが京都の食文化を支えているのです。