コラーゲンの話⑮
【コラーゲン 医療への期待】その2
●高血圧、高血糖(メタボリックシンドローム)改善
コラーゲンは血管を構成する成分の1つです。よって、コラーゲンペプチドの摂取で細胞がコラーゲンを生成する機能が高まり、結果、柔軟性に富んだしなやかな血管を取り戻すと期待されています。血管の硬化により、血流がスムーズでなくなり、圧が高まるのが高血圧です。血管の硬化を予防することは、高血圧の予防につながるというわけです。
更に、ゴマや大豆の各種ペプチドには、血圧上昇に関連する酵素の働きを阻害する作用があるそうです。同様にコラーゲンペプチドにもそのような作用があることが確認されているといいます。
一方、高血糖については、コラーゲンペプチドの摂取で血糖値の上昇が抑制されることがマウス実験で確認されました。また、Ⅱ型糖尿病の患者にコラーゲンペプチドを投与したところ、顕著に血糖値や拡張期血圧が低下したという報告もあるようです。そのメカニズムは未だ解明されていませんが、現在、各方面で研究がなされています。
<続く>