韓国・中国出張 2013.4 3日目②
店舗巡りを終え、少々早かったのですが昼食に向かいました。前述の通り朝食をほとんど食べておらず、非常に空腹だったので助かりました。案内されたのは海鮮料理の店。済南へ来てから、得体の知れない料理の連続だったので(蝉の幼虫の揚げ物とか・・・)、海老や蝦蛄、烏賊、白魚などが並んでいるのを見て、心底ほっとしました。済南は内陸なので、海鮮は無いなと思ってましたから。
食後、済南の郊外にあるゴルフ場へ。ご承知の通り、私のゴルフは「芝刈り」レベルですが、同行者のたっての希望でハーフだけ回ることになったのです。貸しクラブを利用、ボールと靴は持参していました。ゴルフ場では、今回の出張をセッティングしてくれた中国人総経理の故郷の地方政府のお役人さんが5人も揃って出迎えてくれました。彼らも生身の日本人に会うのが生まれて初めてだったようで、私たちは全くの外国人待遇でした。
何でもありの中国式ゴルフを体験(地方政府のお偉いさんは、ジャケットを着たままプレーしていました。。。)し、夕刻ゴルフ場を出発。地方政府の人たちが、是非故郷の名産を見学して欲しいということになり、農産物加工場へ。シイタケ栽培工場と聞いていたのですが、行ってみるとえのきを生産していました。そこそこ大きな自慢の工場だったと思いますが、管理体制は・・・。日本へ輸出したければかなりの意識改革が必要であると感じました。もし日本の大手量販のバイヤーが視察に行けば、間違えなく、見学もしないで帰るレベルということです。そこの工場の従業員もはじめてみる日本人に興味津々。ガラス越しにさもパンダでも見るような視線でお出迎えいただきました。
視察も終了し、夕食へ。地方政府御用達の高級料理店で食事するのですが、その前に総経理の実家へ。お母様、お兄様とご挨拶し、中国茶を振る舞われました。お兄様は地元で手広く商売をされており、地元の有力者だそうです。(確かにお抱え運転手が二人もいました。)本来は、そのお兄様が経営されているレストランで食事の予定だったのですが、地方政府の人たちの面子をたてて、高級料理店に変更されたのです。
夕食は、さすがにお役人御用達のことだけあり、建物も部屋も料理もすばらしいレベルでした。今回、気を使っていただいたのか、白酒が登場せず、ビールオンリーだったので(私は飲みませんが。)非常に和やかなよい宴席となりました。終盤、お酒も入って大変だろうからと、政府上席の人がこちらに泊まりなさい、部屋を取ってあげるからということになりました。料理店隣接の洒落たホテルに案内され、チェックインしたのですが、いかんせん、ゴルフ後に入浴しておらず、着替えも無いということで、政府の人たちがお帰りになった後、すぐにチェックアウトして済南市内へ戻りました。実際、ホテル的には取ってもらった方がはるかに快適そうだったので、非常に残念だったのですが、翌朝も朝早くの出発ということで仕方ありませんでした。<続く>