翌朝、韓国の貿易会社の担当者にホテルまで出向いてもらい、朝食を食べながら打ち合わせでした。彼は元々、前日に訪問した製糖会社の日本担当のスタッフだった人で、学生時代、京都に留学していたので、流暢な日本語を話します。

朝食は、ホテル近くのテールスープの店でした。私が初めて訪韓し、ホテル・レークに宿泊した時、ホテルに帰る道中、遅い時間にもかかわらずなにやら湯気がモクモク上がっているところがあったので、好奇心で近づき覗いてみると、大なべで白い液体が煮立っていました。韓国人担当者に「これは何ですか？」と尋ねてみたところ、「これはテールスープで、一晩中グツグツと煮込んでいるんですよ。」と教えてくれました。その翌朝、担当者が昨日の店に行ってみましょう、有名な店ですからと誘ってくれ、行ったのが今回のこの店です。当時、朝からテール煮込みスープはヘビーだなぁと感じていたのですが、韓国人にとっては味噌汁みたいなもんだそうです。煮えた乳白色のスープとご飯が一緒に出てきて、スープにご飯を入れてお粥みたいにして食べます。スープ自体ほとんど味付けされていないので、塩やキムチを入れたりしてお好みの味で食べます。私は今回、初めてでないせいか、違和感なく食べられました。

朝食後、コーヒーショップでコーヒーを飲んだあと、大韓航空のリムジンバス乗り場まで送ってもらい、仁川空港へ向かいました。あいにく結構雨が降っており、空港までの70分、車窓の景色はよくありませんでしたが、リムジンバスは日本のものとは異なり革シートで非常にゆったりしているので少々仮眠できました。ちなみにロッテワールド前から仁川空港まで片道1,500ウォンです。

空港に着き、ブラブラしている間にすぐ搭乗時間となりました。いよいよ、中国　山東省の省都　済南へ出発です。飛行機は周遊チケットですので、今回も大韓航空です。＜続く＞

威海上空を通過。