消費者庁「食品の機能性評価モデル事業」~ノコギリヤシ
先日から消費者庁「食品の機能性評価モデル事業」の素材機能性評価をご紹介してまいりましたが、11品目中、残すところ今回の「ノコギリヤシ」と「ラクトフェリン」の2素材となりました。
個人的に「ノコギリヤシ」は、あまり一般的ではないのかな?と思います。TVコマーシャルなどで連日訴求されているわけでもありませんしね。
しかしながら、私のような中年のおじさんには、非常に興味深い素材なのです。
というのは、中高年の男性も、加齢により男性ホルモン(テストステロン)が減少し、女性と同じくホルモンバランスが崩れます。そういう時、男性は前立腺が肥大し尿道が圧迫され、尿が出にくくなり、頻尿、残尿感の悩まされることとなります。夜に何度もトイレに行くというような排泄障害に悩む中年男性は意外と多いのです。
ノコギリヤシの果実エキスは、前立腺肥大の原因となる物質の生成酵素の働きを阻害するそうで、欧米では医薬品素材として使用されているようです。
私自身は今のところ、排泄障害というものはありませんが、今後加齢と共に症状が出る可能性も十分ありますので、その際には是非試してみようと思っています。夜はぐっすり眠りたいですもんね?
<ノコギリヤシ 機能性評価結果>
軽度から中程度の良性前立腺肥大にともなう頻尿、排尿障害の改善 : B
総合評価ランクはこちら。