ウコン(鬱金 ):ショウガ科 ウコン属の多年草
ウコン系の植物は世界に50種類以上存在し、主に熱帯から亜熱帯の地域でそれらは見られます。日本でも、沖縄や九州などで栽培されています。
ウコンにはクルクミンという成分があり、クルクミンには抗酸化作用があります。
その他、胆汁の分泌促進や肝機能促進の効果も報告されており、肝機能障害の予防や、肝炎、肝硬変、胆石などへの効果が期待されています。また、利尿作用、活性酸素除去作用、胃潰瘍、十二指腸潰瘍対策、健胃作用などもあるようです。
近年、クルクミンのエキスを高濃度に含有した製品が多数見られますが、ウコンの効果は、クルクミンと精油成分(クルコノイド)の重合により発現されるという報告もあり、一概にクルクミンエキスを大量に摂取するのが良いとは言えないようです。
ウコンはGRAS(一般的に安全とみなされる物質)に認定されていますが、稀に体質に合わない場合があるようですので、注意が必要です。特に、妊産婦や、既に肝臓系疾患がある人、胆石・結石の人などは利用しないほうが良いそうです。また、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分、亜鉛などのミネラル分を豊富に含みますので、食事制限のある方は、十分に注意してください。
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